彼は、なぜ、 天下を三分にしなければならなかったのか。 陳舜臣が加える、諸葛亮孔明の真意。 天才軍師ならぬ、平和を愛した宰相、 その、人としての思いとは。 深い。 この語りつくせぬ物語は、人の数だけあるということか。 陳舜臣 著 諸葛孔明〈下〉 (中…

天才軍師、その人を中心に綴られる三国志の世界。 吉川英治三国志での登場は、有名な「三顧の礼」からであるが、 著書では、赤ん坊時代の諸葛亮からその物語が始まる。 ドラマ仕立ての三国志演義ならぬ、 まるで教科書を読んでいるような解説本のため、 三国…

宮部みゆき 著 火車 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/01/30メディア: 文庫購入: 47人 クリック: 454回この商品を含むブログ (460件) を見る みんなが、そりゃぁたくさんの人が、 おもしろいっ、おもしろいっ！、という本は、…

小出監督といえば、誰でもご存知の。 Qちゃんこと高橋尚子を育てたマラソン監督だ。 この後に及んで、 東京マラソンだいじょぶかなぁーと少し弱気になった俺です。(>_ 近所の書店で、手にとった訳で。 あれもこれも衝動買いだな、ネットでもリアル本屋でも。…

やさしい、って何！？ これが、この本に書いてある訳で。 これもAmazonのBOOKレビューからの衝動買い。 いいのか悪いのか、んん〜、本の出費が止まらない。。 たったの、 122ページに、仏陀の教えがつまる。 「やさしさ」というのは、ごく自然に生きることで…

昨年の大河、「天地人」を見る前に、直江兼継を知りたくて、 色々本屋で手に取って、最終的に購入したのは、 「天地人」ではなく、、、藤沢周平の 『密謀』 。 へそ曲がりだなー、オレ。。 まぁ、天地人は、ハードカバーで、高額だったこともありまして。。 …

上巻を読んだ後、題名が気になった。 そんで、調べた。 ところで、"シェエラザード"って何？＠＠ 作中では、クラシックの曲として、弥勒丸のスピーカーから登場する。 否、、^^; 一言でさらっと説明できるような代物では無かった。 下巻内に、説明書きで、そ…

壬生義士伝、日輪の遺産に続く、 kanjin78的、浅田次郎3冊目は、シェエラザード。 戦時中、 その航行目的ゆえに航海の安全が保障された緑十字船は、なぜ沈められたのか。 緑十字船---阿波丸(小説上、弥勒丸)は実在した。 wikipedia:阿波丸事件 下巻を読むま…

浅田次郎 著 日輪の遺産 (徳間文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2000/04/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る マック読書で涙してしまうとは。。ｗ 壬生義士伝に続く、 浅田次郎、2冊目。 また、友人文庫…

幾度と無く、 通勤時に、ビジネス書とかを読もうと試みるのだけども、 頭には入らんし、あまりページが進まないし、で。 結論からすると、 俺には通勤時の読書は向かないと思ってた。 ところが、ここ最近は、 ビジネス書ならぬ小説ならすんなり読めることを…

朝まで生テレビ激論には、かなり出演率が高い、姜尚中。 いやに難しい内容を話すんだけど、異様に優しい語り口な、とても印象に残る人で。 ブックオフ￥400なり。 2009年、上半期ベストセラーみたいだけど 作家もデフレだわね〜ｗ 淡々としながらも、世の中…

小説を、 おもしろい小説を読みたいと思って、 Amazonとかいろいろと検索してて、ついついクリックしてしまった本。 歴史小説とか時代小説は大好きなんだけど、 それ以外の小説はあまり得意じゃなく。 ブックレビューとかを見てから買うと、 期待のハードル…

吉川英治のその小説では、 1600年、天下分け目、関ヶ原の戦いにも参戦したという、 宮本武蔵、が書いた本。 う〜ん、その400年も前の本が、手元にあるとは、今もって想像がつかず。 とは言っても、講談社学術文庫ですがｗ 五輪の書の、"五輪"とは何か。 たぶ…

浅田次郎 著 壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/09/03メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (156件) を見る壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: …

自己啓発本という、 "いわゆる"なジャンルは、麻薬みたいなものか。 麻薬というと、昨今の誰それの話題もあり、印象が悪いので^^;、 改めるとすると、「着火剤」というのがしっくりくるのかなぁ。 数ヶ月に1本ぐらい打たないと、 日頃の怠慢をリセットできな…

おそらく、その本の表紙もデザインしたんだろうなぁ〜。 本日も"積ん読"から一冊。 アーティストの思考回路を説明した本であって、 個人的には、あまり身近に感じれる話はなかったなぁ。。 というか、 彼の、そのデザイナーの経験値を、整然と並べられた感じ…

帯には、こうある。 『東大・京大で1番読まれた本』 うん、 読んだとしても、、 東大生！京大生！になれるわけじゃぁないんだけどｗ どんなもんを読んでるのか、という好奇心もありつつ。 そういえば、 いつかの王様のブランチでも紹介してたかなぁ。 てか、…

長々、と八巻目。 本巻は、いよいよその展開が、速度を上げる。 正直に言うと、登場人物の名前とか、、だいぶ追いついて無い＠＠ 行き着くところは、やはり巌流島。 諸説あるも、吉川英治で描かれるのは、努力人間 対 天才。 結末は、果たして。 武蔵。同郷…

吉川英治の武蔵は、司馬遼太郎の土方とは違って、 とにかく、真面目だ。 常に己を反省し、また人から学ぼうとする。 人によっては、 この小説の中に延々と続く、探求の旅は、地道で長く永く、 時に、単調かもしれないけれども、 俺はかな〜り、はまった、わ…

吉川英治 著 宮本武蔵(五) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/12/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (15件) を見る ためになる指数 ★★☆☆☆ おもろー指数 ★★★☆☆ その舞台は、 西の都から、…

吉川英治 著 宮本武蔵(四) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/12/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る ためになる指数 ★★★★☆ おもろー指数 ★★★★★ 宮本武蔵という題名ながら…

11月15日(日曜日)開催の、川崎国際多摩川マラソン。 残すところ、あと一月。 俺のカレンダーは、そのマニュアル本の通り、LSDとWS、JOGの文字で埋まった。 そして、"完走"のキーポイントは『1キロ何分か』という"ペース"、と心得た。 しかし、相変わらず「給…

武蔵の、その年も、 年の瀬、振り返りの時期にあった。 「…あ、除夜の鐘だ」 無意識に、がばと身を起した時、数日来の疲れは洗われていて、彼の頭脳は冴えきっていた。 洛内洛外の寺院の鐘が、いんいんと、無明から有明のさかいへ鳴っていた。 諸行煩悩の百…

吉川英治 著 宮本武蔵(二) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る 時は未だ、関ヶ原の戦い後、大阪の陣、前である。 そして彼は、武者修…

1600年、天下分け目の戦い。 乱軍の中に、その人。 世に知られるその名前は、波乱の幕開けの中に名付けられたものだとは知らなんだ。 吉川英治三国志を読んでいる時に、書評などで、絶賛されていたその本を紐解く。 漫画バガボンドの原作も、吉川英治宮本武…

五木寛之・香山リカ 著 鬱の力 （幻冬舎新書） [ 五木寛之 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 799円 んー、、こういった対談的な本は、俺には向いてないと、思った本日。 知り合いの家から一時お借り…

あれ？ 本の題名を間違えて覚えてたみたい。 "その数字が戦略を決める" と勘違いしてた。 その方が、俺的にはわかりやすかったが。。 (直感！？) 久しぶりにうなった。 と言っても、2年前の発売の本、なのだけれども、 すっごい読みたいと思っていた本で、久…

さて。 「何に熱中している時が幸せか？」とかいうことを、真面目に考えてること事態が、思ってみると滑稽だったりするんだけど、、 自分は、ブログを書いてる時とか、本読んでる時とか、ジョギングしてる時とか、ギターを弾いている時とか、飯を腹いっぱい…

ただ一人。 孔明、最後の戦いが始まる。 吉川英治 著 三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/05/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る ＜第八巻の(kanjin78的)名場面…

吉川英治 著 三国志(7)(吉川英治歴史時代文庫 39)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/05/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 6回この商品を含むブログ (32件) を見る 哀しいかな、錚々たる英雄達が、雪崩れのごとく落命する。 いよいよ、…