シェエラザード(下)


上巻を読んだ後、題名が気になった。
そんで、調べた。




ところで、"シェエラザード"って何?@@
作中では、クラシックの曲として、弥勒丸のスピーカーから登場する。




否、、^^;
一言でさらっと説明できるような代物では無かった。
下巻内に、説明書きで、その由縁が登場してくるのだが、


俺の理解した、それは、
上巻を読み終わって調べた時点で、深刻さを増していた。




調べていくと、シェエラザードではなく、
シェヘラザード。---人の名前だ。




『シェヘラザード』 Wikipedia等より抜粋


シェヘラザードは、アラビアン・ナイト(千夜一夜物語)の語り手で、伝説上のイラン王妃。
アラビアン・ナイトの最外枠にあたる物語で、シャーリアール王は彼の一番目の妻の不貞を発見した怒りから、処女と結婚しては翌朝には処刑することを繰り返していた。殺害した女性が3000人に達したとき、彼は大臣の娘のシェヘラザードと結婚した。


父の反対を押し切り、シェヘラザードは自ら王と一晩を共にした。王は横になってシェヘラザードの最初の話に聞き入り、次の話をするように言ったが、シェヘラザードは夜が明けたので口をつぐんだ。
そして、慎み深く、「明日お話しするお話は今宵のものより、もっと心躍りましょう」と言うのであった。


このやり取りが、千一の夜が続く。
その間に王とシェヘラザードは三人の子をもうけた。
王妃となったシェヘラザードによって、
王は、話を楽しんだだけではなく、人倫と寛容をも身に付けたのであった。




彼女の物語は、弥勒丸の運命と交錯する。
殺人を止めさせた彼女とは、つまり、『戦争を止めさせた船』であったのか。




下巻。
海底に眠る財宝、から一転して、
物語は、史上最悪の海難事故をめぐる人間ドラマに潜る。




浅田次郎


シェエラザード(下) (講談社文庫)

シェエラザード(下) (講談社文庫)


ためになる指数 ★★★★☆
おもろー指数  ★★★★★





 世界中の人々が狂ってしまったあの時代に、弥勒丸はたったひとりで、人類の良心を支えていた。平和の旗を、高々とマストに掲げていた。
 過ぎたことだから忘れてしまってもいいのですか?
 それはちがう。過去があったればこそ現在がある。そして未来から見れば、この現在も過去であるということを、忘れてはならない。だから私はこだわり続けたのです。一人の人間としてね。




浅田次郎の異名を聞いた、
「平成の泣かせ屋」ってどんなだ。。


はまり中。。泣


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