その数学が戦略を決める
あれ?
本の題名を間違えて覚えてたみたい。
"その数字が戦略を決める" と勘違いしてた。
その方が、俺的にはわかりやすかったが。。 (直感!?)
久しぶりにうなった。
と言っても、2年前の発売の本、なのだけれども、
すっごい読みたいと思っていた本で、久しぶりに定価で買ってしまった><
ちなみに、本の中に書かれているんだけど、
この本の題名についても、その中で語られる「統計」に基づいて命名したようでして。
要は、「この題名なら売れる!」と、計算が弾き出した、ということなわけで。
内容は、、
昔読んだ、大前研一訳のダニエル・ピンクの本「ハイ・コンセプト」では、右脳の話を醸し出してた記憶があるが、
この本は、どちらかというと、左脳の話から、その内容の離陸が始まる。 まぁ、題名で想像はつくか。
---データ、統計、分析、等々。
一見、人に拠ってはかなり毛嫌いしそうなジャンルだけれども、テーマはかなり身近な、
「医者の台詞は信頼に値するか」とか「国の補助金が登校率を改善するか」とか「本の題名はどっちが売れるか」とか「どの年のワインがうまいか」とか、日常生活から政策決定までいろいろとテーマが出てきて、データ、立証、裏付け、がおもしろいす。
本の構成についても、言いますと、とってもわかり易い構成になっていて。章末には「まとめ」と、それだけでなく、「次の章では何を話すか」を口語とかで書いてあるから、復習と予習が読み進めながらできて、すんなり入りやすい。ただ、途中難解な例もあるので、できれば一気に一日で読み上げたい感じですな!><b
簡単に言うと、論旨はこうかなぁ。
(↓俺の理解なので、本をぜひ読んでみることにかぎる!^^/)
医者に行く前に、今の時代は、医者がたぶん言うであろう台詞について、予習ができる。
例えば、お腹が痛かったら、"腹痛""右腹"を事前にググってみるとか。熱があったら、"微熱""疲労感""薬"をググるとか。んで、"何の処方が適切か"とかも事前に予習ができるわけで。
そんで、その情報を頭に入れてから医者に行ってみると、こいつはヤブ医者かが何となくわかったり。
つまり、医者しか知らなかった知識が、誰でも手に入れられるようになった。インターネットで。
ググッて出てきた情報が、統計に基づくものであれば、なおさら(もしくは医者より)信頼に値するのだ。
インターネット/統計/データの脅威にさらされるのは、医者だけではなく、その他の専門職---政治家も、弁護士も、裁判官、つらつらつら、、も。
この内容だけ書くと、
『特権階級知識 対 インターネット』
『百科事典 対 インターネット』
『人間 対 コンピュータ』
『右脳 対 左脳』
『直感、経験 対 データ』
みたいな感じになるけど、さもあらず。 その行く末と、あるべき未来についても語られる。
イアン・エアーズ 著
山形浩生 訳
- 作者: イアン・エアーズ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本
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初のレビュー満点です;;
ためになる指数 ★★★★★
おもろー指数 ★★★★★
<一部引用(俺のレバレッジメモ)>
※後日追記予定。
土方歳三は言いました。By 燃えよ剣
『きみ、また、「どうなるこうなる、という話か」で、きみは、どうするんだ。』
と、言われそうですけど。
さて、標準偏差と確率でも勉強するか。