イスラム 繁栄の弧のゆくえ


日本経済新聞社(編)



8年前の俺、インド、ニューデリー郊外。
ヒンドゥー教徒のBobbyに案内してもらったそのイスラム寺院(クプテゥ・ミナール)は、ヒンドゥー教イスラム教のモスクが混在していた。
その日、Bobbyを夕食に誘ったが、ビーフ(牛肉)を扱う店はごめんだ、といった感じだったのを覚えている。
ヒンドゥー教で、牛は聖牛だ。
−融和と戒律−




イスラム教では、最高審判において死者は神の前に呼び出され、善行の度合いが秤にかけられ、死後の扱いを区分される。善行の度合いは、イスラム教においては、即ち"生前に、どれだけの、宗教的義務を果たしてきたか"、だ。
それ故、コーランに記載されている、(ヒンドゥー教の牛は例外と理解しているが、)食事制限等の生活全般に渡る規律を守ることが、まさに死後を決定するのだ。





約20年後に、キリスト教を抜き、世界一の人口を占めるといわれるイスラム教。
EU欧州連合ならば、次はIU、だと。(IU=イスラム連合)




さすがに、俺が小学生の時に、授業中に礼拝をしていた生徒はいなかったが、
これも、遠くない未来に、小学生のみんなは、イスラム教徒の同級生について理解をする術を身につけにゃならんね。


紹介した本は、悲しいかな、日本におけるイスラム教徒の人数とその現状、についてはまったく触れられていない。
注目すべきは、中国より、インドより、BRICSより、イスラム、かも。





ためになる指数 ★★★☆☆
おもろー指数  ★★☆☆☆


現在のイスラムの世界を知るのには、手っ取り早い本!