NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側
宗像誠之(著)
- 作者: 宗像誠之,日経コミュニケーション
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: 単行本
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"NGN"とは何ぞや。
『Next Generation Network、IP技術を利用した次世代通信技術の略称。次世代ネットワークともいう。
1. NG Network。次世代通信技術に対し、実用化の目途に疑問を持つ一部の人々が揶揄する呼称。NGは日本独特の略称で、"No good"から採られている。 』
by Wikipedia
Wikipediaの説明の『1』が全てを物語っている感じ。
現在のNTTの抱える問題点をNTT社内の声等を引用し述べている。
特に(NTTにおける)"NGNとは何か"について非常に良く理解できた。
果たしてNGN網(有料)がインターネット網(無料)に取って代るのか。
無料網を有料網にするにはそれ相応の付加価値をみんなが身近に感じられなくては。
固定、安定、保身、現状維持、内輪、計画通り、体制第一
↓
変革、改革、刷新、変化、柔軟、リストラ、再編
著者の言うNTTが縛られている前者を、後者に向けてどれだけ舵取りできるかが、株の3分の1を税金で賄うNTT自身の存続を決める。2010年のNTT解体で通信業界に何が起きるのか。
ためになる指数 ★★☆☆☆
おもろー指数 ★★☆☆☆
NGNとは何か、NTTの最近の動向を知るには、手っ取り早い本!