「見える化」仕事術


石川和幸著


「見える化」仕事術

「見える化」仕事術




 ちょうど、5日前か。
 勤務先の会社で、ISO9001の審査に立ち会った。
 審査員が発言した数々の言葉の中の一つ。  備忘録@更新審査





「スケジュールに"プラン"が無い。どこまで、いつまで、だれが、どうやるか。『PLANが無いと、DOはできない、もう一度言うが、PLANが無いとDOは無い。考えるべきはPLANだ。』」




表題の本は、著者が長年、実践で使ってきた「見える化」の手法の数々の紹介本であるが、
個人的には、審査員からの言葉にも共通していたメッセージが印象に残った。
つまり、PDCAの先頭に、"P"があることだ。Pを、実現可能レベルにまで落とし込む。はい、勉強になります!^^<一部引用(俺のレバレッジメモ)>
・思考内容、思考プロセスを「見える化」することで、「あるべき姿」を明確化し、改善し、共有する。どのような作業を、いつ、誰が行うのかを「見える化」し、実行を確実なものにしていく。
・目標を掲げただけでは、誰が、いつまでに、どのような手順で実行していくのかがわからない。これでは手がつけられず、実行されないものになる。計画を実行可能なレベルにまで展開する。
・どんな人が行なっても、仕事の結果がある一定レベルになるように、やるべきことを「見える化」する。−仕事の最低品質を保つ。
・チェックシートやマニュアルは、教える側に劇的に時間を生み出す。エフェメライゼーション−手順のマニュアル化などを図るため、一度だけ作れ、二度手間を無くすために。
・思考を「見える化」することで、"思考に上書き"ができるようになる。
・思いを廻らすことからの脱却。−思考を「見える化」するとは、自分とのコミュニケーションを加速することだ。
・人間は目標値だけに向かっていくわけではなく、あるべきイメージにも向かっていく。目標が達成できたときに、どんな状態になっているのかが、重要な誘因になる。「十億円の資産をつくる」という目標と、「十億円の資産をつくって、ハワイで海の見える広い家で、悠々自適に暮らす」というのとでは、行動への誘惑度はどうか。




"エフェメライゼーション"。
概念もわかる、言いたいこともわかる、うまみもわかる、やるべきことだと思う、ご最も!だと。
通常業務をこなしつつ、『ただ一度だけ作る』、というその一踏ん張りが手間なんだよ!(愚痴。。)


いずれにしても、そのうまみを実体験するために、まずはやってみなければ。




ためになる指数 ★★☆☆☆
おもろー指数  ★★☆☆☆