サラリーマン「再起動」マニュアル


大前研一


サラリーマン「再起動」マニュアル

サラリーマン「再起動」マニュアル


"新大陸"


彼は、まさに今、
あなたが見ているこの画面に拡がる新世界を、そう表現した。


"見える人には見えるが、見えない人には全く見えない大陸"、と。
いわゆる、WEB2.0、というやつだ。




彼の論旨はたぶん、こう。


その世界は、"サイバージャングル"であり、地図は無い。誰もが手探り。Googleが地図を最初に作り、食糧を牛耳る。食糧を牛耳るというよりは、食糧があるところを、誰よりも早く、莫大な情報として牛耳り、食糧を殖やすための水を引き込む。誰もが、Google世界に住む。ただ、そこに住むのは、人間の左脳だけ。即ち、世界のどこで買っても同じものは全て、Googleに支配される。そんなこんなな世界で生き残るにはどうしたらいいのか!




題名が、サラリーマン「再起動」マニュアルだから、
『こういうことをがんばれ』ということかと思いきや、『この次の世の中は(というより、今まさに進んでいる世の中は)、どうなるこうなる』ということを、彼の、怒涛のしゃべりで表現していた(本書のたぶん7割くらいを割いて)。
ちなみに、この本を購入したのは、楽天オークションという、"その"P2Pの、新大陸。




けど、あれだな、
ショートカットとか、ブックマークとか、デジタルとか、無機質な言葉達が整理しようとしているのは、今のところ左脳で。地元密着とか、触り心地とか、店員の優しさとか、偶然手に取ったとか、感じが良かったとか、言葉では言い表せないとか、心とか感情とか、たぶんその右脳が整理されたらつまらん、とも思う。
ただ、CRMとか顧客の属性とか、どれくらいの年齢層がどんなものを買うとか、日本人は納豆が好きとか、関西では薄味とか、文化の特徴とか顧客情報を握っていた企業が残っていくのは確かだな。もしくは、Googleみたいな巨人に買収されるな。
つまり、俺の妄想癖はかなり飛躍するんだが、、結論的には、ハートを制するものは世界を制す、ってことか。いい意味でも悪い意味でも。




顧客情報の次は、大脳生理学とか、心理学とか、マインドコントロールとか、いかに購買意欲を掻き立てるかとか、ですかね。




これ、読まなくてもいいと思う。けど、読んでみてもおもしろいと思う。
大前さんの本は年に1冊読んでもいいな、と思った。




ためになる指数 ★★★★☆
おもろー指数  ★★★★☆
「やばいよ、やばいよ、やばいよ、どうやって儲けようか今後は、どうしようか考えようよ、30歳ぐらい以上のみんな!もたもたしてたら置いてかれるぞ!」っていう感じの本。 読んだ感覚を、右脳に訴えてるんだけど、、わかる??




ちなみに、こんなサイトも紹介してた。
心して見るべし!!!。。。。。。w恐ろしや。
日本の借金時計