道標


暑いよ。 この暑さ。 やる気を削ぐ。


りんかい線で新木場から、大井町へ。暑すぎて、涼みに本屋に立ち寄る。


相変わらずダヴィンチコードが積み上げられている一画を横目に、ビジネスコーナーで、ハードカバーを手に取った。その本は、今の社会の動きもさることながら、1個人の消費者行動をも的を得たように解説していた。


「ハイ・コンセプト」に続き、
今度は、
「メガトレンド2010 新しい資本主義をつくる7つのトレンド」


題名は、東洋経済新報社とかのそのたぐいの、予測本と見えるが、
中身は、内容のありそうな一品だ。


エンロンから始まって、昨年の姉は(げ)騒動から今年のライブドア。米国で、日本で、世界で何かが壊れてく。(これらにより、僕の保有株も崩壊)


お金さまを教祖に仰ぐ不正、不正、不正。本の中では「刑務所とまでは行かないまでも、裁判所に辿り着く経営者が多いこと」と皮肉っている。
日本語訳本なので、ライブドア含め日本国内の騒動には触れていないが、少なくとも「お金さま」に価値を置く、何がしかの崩壊は、全世界レベルで発生していることを物語る。




資本主義が目指すべき新しい価値とは何なのか。(この問いは一見矛盾しているが)


それは、モラル、か。


それは、草の根で消費者行動に表れている、と。
¥3,900のTシャツを2枚で、グリーン電力を買った(社会的責任投資)、その辺の輩も、その一人!?


ただ今、40ページ目。400ページのハードカバーは、どの程度のスピードで読みきるか。それは、その本のおもしろさによる。


でも、暑い


資本主義も、俺も、オアシスを欲しているわけで。