環境審査員補CPD@中野


第一は、自ら決めたことは守る、ということが人生にとっても、仕事にとっても、社会にとっても、重要か。第二は、間違えがあれば見直す。−後退しないために。(継続的改善)


ISOを貫いている思想は、これ。




本日、毎年必ず1日は、行かねばならない研修に行った。




本ブログは、表題のとおりのテーマで運営してきた。が、。
さっぱり、環境審査員補の話がでないのが、かなり恥ずかしいのだが、
その環境審査員補の資格維持に必要な為のCPD(継続的専門能力開発)研修に行ってきたので、
感想とでも言おうか"たわごと"を記しておく。




ISOというのはそもそも強制力の無い法律のようなもので、ある一つの目的に向かう、守るべき(守った方がその目的を達成できる)ガイドライン、と思っている。
それが、"品質"に特化するものなのか(ISO9001)、"環境"に特化するものなのか(ISO14001)、"食品(ISO22000)"、"情報(ISO27001=通称ISMS)"、"船舶"、"エネルギー"、"道路交通"、"事業継続"、、あげたらきりが無くだ。
このうち、第三者認証が取得できるのは(外部の審査機関からお墨付きをもらえるISOは)、主に、ISO9001、ISO14001、ISO20000(ITサービス)、ISO22000(食品)、ISO27001(ISMS)等であるが、組織が取得するきっかけは、取引先の要求条件とか、入札要件とか、親会社の圧力とかそういう外圧であったり、リスク管理、とりわけ情報セキュリティの管理目的の為にISMSを取得するとかそういった動機と思う。
いざ、企業が認証取得して、運用してみると、「より効果的に!」「有効活用を!」とは叫ぶものの、年間約100万円ぐらいの認証マーク維持費用が出ていくだけで、取得したから効果が出た、という直接的な、目に見えるような業績向上はあまり聞かない。


だが、ISOでおもしろいのは、こう言った企業の声やISO取得企業の不祥事多発という社会的要請をきっかけとして、絶えず、見直しが図られているということだ。
認証取得した企業や組織が、「ISOって何の意味があんの?」「役に立ってんの??」とか言おうものなら、ISO機関はその声を汲み取り、より役立つように「その規格そのものを」見直していく、ということだ。
『まずはルールを守り(守らせ)、そぐわなかったら見直す、もしくは分野が無かったら新たに作る』 これこそ、PDCAという思想が根付いている証拠なのかもしれない。




で、次に登場してくるISOは、、
こちらも消費者団体からの要望で産まれたという、、ISO26000CSR(社会的責任)。
その新たな規格がしゃべる、『世界共通の、企業のあるべき姿』、とは果たして何なのか。
但し、その姿は、絶対に完璧ではない。 (なぜなら、永遠に改善されていくのだ!)







ちなみに、、
環境審査員補に求められる個人的資質は以下。

 a) 倫理的である
 b) 心が広い
 c) 外交的である
 d) 観察力がある
 e) 知覚が鋭い
 f) 適応性がある
 g) 粘り強い
 h) 決断力がある
 i) 自立的である


 で、これに加えて、、、(いいのか悪いのか^^;)
 やはりこれにも、見直しがかかり、追加で(未だ改訂案らしいが)、、


 j) 職業的に振舞う
  →仕事場で、丁寧で良心的かつビジネスライクな振る舞いをする。
 k) 勇気がある
  →評判が悪く、相違や対立を生むとしても責任ある倫理的な行動をとる。
 l) 自己管理ができる
  →効果的な時間管理、優先付け、計画性と効率性。
 m) 改善する意欲がある
  →状況から学び、よりよい監査結果に向けて努力する。


数年経ったら、アルファベットで数は足りるのかYO!
そんな完璧人間なんているのかYO!!   ><b



以上、本日の研修は、良くも悪くも、お腹いっぱいでした。


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