天使と悪魔


ダン・ブラウン
越前敏弥 訳


天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (上) (角川文庫)


題名から想像するだけだと、前作の「ダ・ヴィンチ・コード」と比べて何の話すらわからない。
ダ・ヴィンチ・コード」は、全世界7000万部。
キリストに子孫がいた(キリストは人である)というタブーが、その物語に強烈な一撃を加えた。


そして、「天使と悪魔」。
来月の映画公開前に、約6時間もかかったが読み切った。


主人公は、言わずと知れたロバート・ラングドン
宗教象徴学教授という肩書きが、今回も存分に発揮される。


宗教と科学という、一見相反する価値観がクライマックスでどう収まるのか、わくわくドキドキ感は読後も続く。


サタン(悪魔)=その意味は"反対するもの"=科学者集団を意図していた、イルミナティフリーメイソン…、今回も怒濤の謎解きに驚くことしきり。相変わらず、著者の問題提起がおもしろい。
科学の最先端とルネッサンスローマが織り成すドラマをぜひご堪能あれ♪


Wikipediaによると、次回作は以下。
「偉大な作曲家の「事実に基づいた」フリーメーソンとの関係がメインテーマであり、どうやらその作曲家とはモーツァルトではないかと予想されている。」



ためになる指数 ★★☆☆☆
おもろー指数  ★★★★★




多摩川河川敷で、モーツァルトを聞く日々。