信長の棺

 

加藤廣(著)


信長の棺 上 (文春文庫)

信長の棺 上 (文春文庫)

信長の棺 下 (文春文庫)

信長の棺 下 (文春文庫)



最近、歴史小説が止まらんのだ。
ハードカバーは高いので、文庫本になって早速買ってみた。




その存在も、死に際も、"事件"であったその人の、夢と死。
複線が複線を呼ぶ信長の遺骸に関する謎を中心に、秀吉の出生、桶狭間、、怒涛の紐解きに驚くことしきり。
語り手は、残りの生涯を掛けてその謎に挑む、戦国時代の実在人物太田牛一、よわい五十六。
彼の、信長に対する思いが、様々な人から昔話を切々と語らせていく。




う〜ん、美味。
掘っても掘っても話が尽きない、戦国時代の体感をぜひ!




ためになる指数 ★★★☆☆
おもろー指数  ★★★★★




三部作の二部作目、「秀吉の枷」の文庫化、期待して待つ!