銀行はどこですか@シカゴオヘア空港


成田。
おい、United航空乗るの初めてだよ。
おい、チェックインから外人だよ。


まいった。


国内だっつうのに。


俺、このフライト(UA884便)に乗るのに、いまいち手順不明で。




戻って、今日の朝。
原付を飛ばして向かったのは免許試験場。出国当日に取りに行く気合に万歳。
「今日は朝から、これを取る為に、鮫洲。」
このフレーズは、去年の同じ時期に書いたMixiのくだりと同じ。



強行軍のスケジュールは、出だしからアクセル全快で。
第一ラウンドのゴングは、いつも空港から。


成田空港第1ターミナル。
並ぶ外人の列に。
チェックインは、パスポートをかざすと自動的に航空チケットが出てくる。
タッチパネルで座席の指定をするのを忘れる。あとで判明した、
このチケットは、まだ完成系では無いらしい。


便は、15時20分発。
13時半にはもう空港についてたから、何か余裕で、セキュリティチェックに入る。
難なくこれを済ませて、もう時間つぶしかと思いきや、
「俺、出国するんだった」って、思って、あせって、パスポートにスタンプを押された。


ああ、やべえ、自信無くなって来た。
眠れない場合に備えて買った、水滸伝北方謙三を既に読み進めていた。あーあ。


「884便の搭乗開始」のお姉様の声で、俺のチケットに座席番号が無いことに気づいて、慌ててお姉様に声を掛ける。「kanjin様、申し訳ございません通路側の席が取れませんでした」「あ、いいですよ」この通路側の席が取れない、ことにあまり違和感を覚えなかった。


初めてのことは、全て後から学ぶ。


乗った。飛んだ。狭い。通路側ってこのことか。トイレ行きづらい。隣の外人でかいし。
これ、12時間です。




シカゴ。


2回目の本土上陸は、東。西より、少し寒いか。
今日の、ゴングは、鳴り続ける。また、宿泊地点じゃない。あくまでシカゴは、経由地点。



まずは、荷物が到着してることを確認する。
Baggageclaim。
黄色のスーツケースは目立った。けど、、、ベルト外れてるじゃねーか!、
以降、ベルトはしないことにした。


そんで、あくまでシカゴは経由地点なんで、次の便に乗せ換える予定だけど、
何か荷物を取って直ぐに、チケット見せたら、また荷物を持ってかれた。
「あの人、ちゃんと、俺の荷物をUA7212に乗せてくれるかなぁ」
俺のこの質問する勇気の無さは、この嫌なもやもや感のまま、ノースカロライナの結論に委ねることにした。


次のフライトまで、4時間。
シカゴ空港は案外広かった。何かジュースか何かを飲みたくて、銀行を探した。
日本の俺だったら、そこらへんの人に直ぐに「すいません、銀行どこかわかります?」って聞けるのに。
同じ場所を何往復したか。「まさか銀行無いわけないよなぁ」と思いながら、俺の勇気の無さはここでも顔を出す。



少しの時間が、腹を決めた、いいかげん。


「Excuse me? Do you know where the bank, money exchange?」
適用な英語は通じたみたい。親切なおばちゃんは指差し教えてくれて。
無事、2万円を現金に換えて、スターバックスコーヒーを手にした。


もう夜。アメリカンフットボールを観戦しながらポテチをバリバリ貪る、メタボリックだらけの、外人に挟まれながら、UA7212に乗った。United Express、この国内線が結構笑った。
日本人はやっぱり一人も見かけないし、乗って、スチュワーデスはでかいし、笑いながら救命胴衣の説明をしてるし、それを鼻で笑う、おっちゃんがわんさか。何か、おもしれー国に来た、と思った。


着いた。


降り立ったのは、ローリーダラム空港@ノースカロライナ州
荷物が気になっていた。


空港に着陸してから、2、30分が経過した。やっと降り口が接続された模様。
で、階段が急で、まさかと思ったら、滑走路に降り立つ。
寒い。で、なぜか、その場所でみんな荷物を待ってる。
俺もよくわかんねーから、みんなと待つ。スーツケースが滑走路に並べられる。
ない、ない、ない、ない、ない。
「My SuitsCase Nothing!」、黒人の荷物担当者に叫んだ。
まじかよ、あせった。で、何か黒人が指差して言ってた。
「あっち?」、、あーあ、あっち。ほんと。あるの?


滑走路から、また急な階段を上って、建物の中に入った。
足早に、BaggageClaimへ急ぐ。
あった、見たことのある黄色いの。


ほっとして、ほっとして、タクシーで、第1日目のホテルに着いた。
もう、1日なげーよ。
関係者に到着の電話して、取引先の担当者に会って夕食食って。
部屋に帰って、インターネットにつながらなくて、なぜか2階以下しか無線が接続できなくて、夜までロビーでネット接続してて、寝た。明日、早いっつーのに。あーー、


この日以降、今日まで、3時間睡眠が続く。
時差がわけもわからず、第一日目はやっと終わった、、らしい。